パル工業のパワーボム以降の台には、例外なくバンバンバージョンと呼ばれる激しい出玉推移が伴っていました。
小ハマリ、中ハマリの連続で停滞したかと思えば、突如目を覚ましたかのように連チャンする挙動はユーザーの心を掴み、特に3号機以降縮小傾向にあった裏モノ市場を活性化させました。
しかし、パル工業のバンバンバージョンは、メーカー主導で行われていたという致命的な落ち度がありました。
大抵の裏モノはメーカーの関与しない、専門の業者が取り付ける裏ロムや裏ハーネスによって裏モノ化するのですが、パル工業の台の場合には、メーカー出荷の時点でハーネスに乱数が偏りやすい仕組みが仕込まれていたのです。
当たりやハマリが偏るのも、このハーネスによるもので、バンバンバージョンの源となっていました。
その後、このメーカー主導の改造ハーネスが問題となり、パル工業はメーカー組合から除名、解散してしまうのです。
間違いなく名機を作り出すチカラを持ったメーカーでしたので、安易な手段に走ってしまった事が悔やまれます。
(つづく)